演題

OP-202-5

次世代シークエンサーを用いた大腸癌関連遺伝子変異の分析と化学療法効果との関連性の検討

[演者] 樋口 晃生:1
[著者] 塩澤 学:1, 浅利 昌大:1, 村川 正明:1, 片山 雄介:1, 山奥 公一朗:1, 青山 徹:1, 金澤 周:1, 森永 聡一郎:1, 利野 靖:2, 益田 宗孝:2, 笠島 理加:3, 宮城 洋平:3, 赤池 信:1
1:神奈川県立がんセンター消化器外科, 2:横浜市立大学外科治療学, 3:神奈川県立がんセンター臨床研究所

【背景】現在KRAS exon2遺伝子のみを測定して変異の有無を判定しているが、野生型と診断された症例にはexon2以外のKRAS,NRAS,PIK3CA, BRAFに変異を有する症例が含まれている。それらに抗EGFR抗体薬の効果はない。【対象方法】KRAS exon2 wild type進行再発大腸癌42例。次世代シークエンサーで50種類の癌関連遺伝子変異を調べ化療効果あり(CR,PR)群なし(PD)群で、遺伝子変異との関連性を調べた。【結果】50種類中27種類の癌関連遺伝子に変異を認めた。癌化に関わるdriver mutationはKRAS,PIK3CA,AKT1,BRAF,NRAS,PDGFRA,TP53に認めた。化療効果との関連はBRAF変異にのみ認め、PD群に有意に多かった(p=0.024)。PD群にはdriver mutationを2個有する症例が有意に多く(p=0.028)、2個のmutationのうちの1個は全例TP53のdriver mutationであった。【結論】BRAF変異を有すると化療効果が低下する。TP53と他の変異遺伝子の組み合わせでも化療効果が低下する。
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