演題

OP-202-1

Sphingosine-1-phosphate受容体アンタゴニストFingolimoidは、大腸癌腹膜播種で5FUとの相乗効果を認めた

[演者] 青柳 智義:1
[著者] 山田 顕光:2, 永橋 昌幸:3, 宮澤 幸正:1, 河野 世章:1, 松原 久裕:1, Spiegel Sarah:4, 高部 和明:4
1:千葉大学先端応用外科, 2:横浜市立大学市民総合医療センター乳腺甲状腺外科, 3:新潟大学第一外科, 4:Virginia Commonwealth University

背景大腸癌では肝・肺転移の予後の改善がみられているが、腹膜播種症例に関しては満足のいく結果は得られていない。Fingolimodは、多発性硬化症の治療薬として認可されており、またSphingosineのアナログでありSphingosine-1-phosphate受容体の一つであるS1P1受容体の機能的アンタゴニストである。Fingolimodは抗腫瘍作用を持つことが知られている。方法大腸癌細胞株を用いてFingolimodとの併用療法をcytotoxic assayで行い、またマウス腹膜播種モデルを使用してFingolimod/5-FUの併用治療を行い、腫瘍量の測定・各種免疫染色・定量PCRなどで抗腫瘍効果を評価した。結果Fingolimodは4種類すべての大腸癌細胞株に抗腫瘍効果を認め、併用治療では治療相乗効果が認められた。腹膜播種モデルではFingolimodは癌進展に関与しているS1P1受容体の発現を抑制した。Fingolimodと5-FUの併用療法ではそれぞれの単剤に比べて腫瘍増加を抑制し、生存期間も有意に延長させた。
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