演題

OP-201-6

大腸癌肝転移症例におけるCD133発現の免疫組織学的検討

[演者] 岸川 純子:1
[著者] 風間 伸介:1, 長谷川 潔:2, 山口 博紀:1, 石原 聡一郎:1, 須並 英二:1, 牛久 哲男:3, 北山 丈二:1, 深山 正久:3, 國土 典宏:2, 渡邉 聡明:1
1:東京大学腫瘍外科, 2:東京大学肝胆膵外科, 3:東京大学病理部

【背景】CD133は大腸癌幹細胞マーカーの一つであることが示唆されているが、転移巣における発現の検討は十分になされていない。【目的】大腸癌肝転移症例におけるCD133発現を評価する。【対象と方法】1998年1月から2008年12月までに当院で根治手術が施行された大腸癌同時性肝転移症例88例を対象とした。原発巣および肝転移巣におけるCD133発現を免疫組織学的に検討し、臨床病理学的因子、生存率との相関を解析した。【結果】転移巣におけるCD133陽性症例(陽性群)は88例中50例(56.8%)であった。陽性群は陰性群と比較し有意に良好な5年無再発生存率(24.0%vs11.0%、p=0.043)および5年生存率(63.0%vs37.1%、p=0.014)を示した。特に肝以外の臓器への転移再発は陽性群で有意に少なかった(P<0.01)。【考察】陽性群は有意に予後良好であり、その理由として陽性群では肝以外の臓器への転移再発が少ないことが示唆された。
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