演題

OP-201-5

根治切除大腸癌患者における腫瘍浸潤リンパ球の臨床病理学的意義とMicrosatellite instability(MSI) statusの関連

[演者] 森 浩一郎:1
[著者] 問山 裕二:1, 三枝 晋:1, 浦谷 亮:1, 沖 哲:1, 野口 智史:1, 井出 正造:1, 今岡 裕基:1, 藤川 裕之:1, 廣 純一郎:1, 小林 美奈子:1, 井上 靖浩:1, 田中 光司:1, 毛利 靖彦:1, 楠 正人:1
1:三重大学消化管・小児外科

腫瘍浸潤リンパ球は再発、予後に関連し、MSI statusと相関があることが知られている。今回、大腸癌におけるCD8+細胞障害性Tリンパ球及びFOXP3+制御性Tリンパ球数を測定し、臨床病理学的意義及びMSI statusとの関連を検討した。大腸癌157例(StageI-III)を対象とし、CD8、FOXP3の免疫染色を施行し、浸潤リンパ球数を計測した。CD8+T細胞低値群は有意にリンパ節転移陽性、CEA高値、高TNM stageと相関し、CD8+T細胞数はMSI大腸癌で多かった。CD8+T細胞数低値群は有意に再発と関連し、DFSが短かった。一方、FOXP3+T細胞は癌進行度及び再発と関連を認めなかった。単変量解析ではT3/4、リンパ節転移陽性、未分化型、脈管浸潤陽性、CEA高値及びCD8+T細胞低値が有意な再発因子であった。多変量解析ではT3/4とCD8+T細胞低値は独立した再発規定因子であった。MSI statusと関連を認めたCD8+T細胞の大腸癌組織内浸潤は術後の独立した再発規定因子であった。
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