演題

OP-201-3

StageⅢ大腸癌における簇出の意義の検討

[演者] 白岩 祥子:1
[著者] 衣笠 哲史:1, 岡 洋右:1, 溝部 智亮:1, 吉田 武史:1, 弓削 浩太郎:1, 大地 貴史:1, 藤野 真也:1, 吉田 直裕:1, 片桐 光浩:1, 赤木 由人:1
1:久留米大学外科

【背景・目的】最近、簇出が独立したリンパ節転移の予測因子であることが散見される。【対象・方法】2005年~2008年までに当院で手術を施行された大腸癌患者のうち、StageⅢ症例142症例を対象に、簇出Grade分類と臨床病理学的因子、予後の関連性について検討。【結果】単変量解析では、リンパ管侵襲、脈管侵襲に有意差を認め、転移形式に有意差は認めなかった。Grade3群の5年生存率は51.9%で、簇出なし群の85.5%と比較して有意に予後不良であった(p=0.0488)。また、無再発生存期間(DFS)、癌特異的生存期間(CSS)においても有意に予後不良であった(p=0.0007、p=0.0013)。多変量解析では、簇出のみがDFS(HR:3.26、p=0.045)、CSS(HR:3.26、p=0.044)で独立した予後不良因子となった。【考察】StageⅢ大腸癌において簇出は再発予後予測因子となりうることが示唆された。簇出Grade分類を考慮したリスク分類が治療方針決定において重要な因子となる可能性が期待される。
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