演題

OP-200-6

当科で経験した大腸印環細胞癌症例の臨床病理学的検討

[演者] 黨 和夫:1
[著者] 竹下 浩明:1, 荒井 淳一:1, 高木 克典:1, 國崎 真己:1, 阿保 貴章:1, 日高 重和:1, 七島 篤志:1, 澤井 照光:2, 安武 亨:3, 永安 武:1
1:長崎大学腫瘍外科, 2:長崎大学 保健学科, 3:長崎大学先端医育支援センター

【諸言】大腸印環細胞癌は極めて稀な疾患で、腹膜播種をきたしやすく予後不良とされる。当科の大腸印環細胞癌症例について臨床病理学的検討を行った。【対象と方法】過去15年間の大腸癌手術症例は1113例で、印環細胞癌は4例(0.36%;Sig群)であった。分化型癌1003例(分化型群)を対照群とし、各種臨床病理学的パラメータを比較検討した。【結果】Sig群は分化型癌と比較して、右側結腸に有意に多かったが、年齢、性別、深達度、リンパ節転移、リンパ管侵襲、静脈侵襲および病理学的病期に有意差はなかった。【考察と結語】大腸印環細胞癌は極めて稀な組織型の腫瘍で、他の組織型の腫瘍と比較して予後不良とされ、全例がSS以深で、5生率は0%との報告が多い。深達度がsmとmpの2例は、いずれもリンパ節転移を認めずstageIの症例で、各々術後6年および2年以上が経過し、再発なく生存している。大腸印環細胞癌の予後の改善には早期発見がきわめて重要と考えられた。
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