演題

OP-199-7

当院肺癌切除例におけるNTRK1転座、NTRK遺伝子発現とAZD7451の薬剤感受性に関する検討

[演者] 立松 勉:1
[著者] 佐々木 秀文:1, 鈴木 あゆみ:1, 奥田 勝裕:1, 羽田 裕司:1, 森山 悟:1, 矢野 智紀:1
1:名古屋市立大学腫瘍・免疫外科

【目的】本邦の肺癌におけるNTRK1転座、NTRK遺伝子発現の頻度を検索する。また、新規NTRK阻害剤であるAZD7451を用いて薬剤感受性を検討する。【方法】非小細胞肺癌切除例268例からtotal RNAを抽出しRT-PCR、ダイレクトシークエンスでNTRK1転座を検索した。さらLCNECを含む肺癌27例のgDNAを抽出しPCR、ダイレクトシークエンスでNTRK2,3遺伝子発現を検索した。NTRK1転座を有するKM12やNTRK2の高発現例との報告があるH460、H810細胞株にAZD7451を投与し増殖抑制効果を検討した。さらにWestern blotting で、TRKA/B、AKT、ERK発現についても検討した。【結果】NTRK1転座やNTRK2,3過剰発現は認めなかった。KM12,H460はAZD7451投与で細胞増殖抑制を認めたがH810は抑制されなかった。KM12ではpTRKA,pAKT発現が、H460ではpTRKB,pERK発現がともに抑制された。H810ではTRK発現は認めなかった。【結語】AZD7451は今後、肺癌治療の選択肢の1つとなる可能性がある。
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