演題

OP-199-6

肺腺癌における癌幹細胞マーカー(ALDH1発現)と臨床病理学因子との関連

[演者] 宮田 剛彰:1
[著者] 吉松 隆:2, 満枝 怜子:2, 関村 敦:3, 宗 哲哉:4, 能勢 直弘:5, 小山 倫浩:1, 後藤 章暢:1
1:兵庫医科大学先端医学研究所, 2:福岡和白病院呼吸器外科, 3:新武雄病院呼吸器外科, 4:新小文字病院呼吸器外科, 5:新行橋病院呼吸器外科

【背景・目的】癌幹細胞は、化学・放射線療法抵抗性や癌再発の要因と考えられている。今回、肺腺癌において癌幹細胞マーカーであるAldehyde dehydrogenase-1(ALDH1) 発現を検出し、臨床病理学的因子との関連を検討した。【対象・方法】切除肺腺癌92例を対象に免疫染色によるH-score (0-300)を用いてALDH1発現を評価し(AS: ALDH1-score)、臨床病理学的因子(喫煙、病理病期、血清CEA、EGFR変異)との関連を検討した。【結果】ASは非喫煙者(n=46)の42.0に比べ、喫煙者では62.1と高値傾向を認め、血清CEA陰性群 (n=65)の41.0に比べ、血清CEA陽性群では78.8と有意に高値であった(p<0.05)。さらに、AS高値群(ALDH1-score≧50)(n=27)は、AS低値群に比べ予後不良傾向を認めた。【考察】ALDH1発現は、喫煙や血清CEAに関連した予後推定因子として有用である可能性が示された。
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