演題

OP-199-5

肺腺癌における癌幹細胞マーカー(ALDH1)と分子腫瘍マーカー(EGFR・K-ras)の相関関係

[演者] 小山 倫浩:1
[著者] 浦本 秀隆:2, 平井 文子:3, 竹中 賢:3, 近石 泰弘:3, 岡 壮一:3, 黒田 耕志:3, 永田 好香:3, 田嶋 裕子:3, 宗 知子:3, 能勢 直弘:4, 宗 哲哉:5, 宮田 剛彰:6, 吉松 隆:7, 後藤 章暢:6, 大崎 敏弘:8, 安田 学:9, 中西 良一:9, 田中 文啓:3
1:今光ホームケアクリニック, 2:埼玉県立がんセンター胸部外科, 3:産業医科大学第二外科, 4:新行橋病院呼吸器外科, 5:新小文字病院呼吸器外科, 6:兵庫医科大学先端医学研究所, 7:福岡和白病院呼吸器外科, 8:麻生飯塚病院呼吸器外科, 9:新小倉病院呼吸器センター呼吸器外科

【背景と目的】癌細胞を産み出している癌幹細胞は化学療法・放射線治療抵抗性を示し、癌転移の一因と考えられる。今回、癌幹細胞マーカーであるアルデヒド脱水素酵素(ALDH)1の発現を臨床病理学的に検討し、EGFR・K-ras変異との相関関係を明らかにした。【対象と方法】肺腺癌169例を対象とした。ALDH1発現は免疫染色により検出し、H-score (0-300)を用いて評価した(AS: ALDH1-score)。EGFR・K-rasは遺伝子突然変異を検出した。【結果】EGFR変異陽性群(n=58)の ASは26.9と陰性群(n=111)の51.4に比べ有意に低値を示した(p<0.05)。また、AS高値群(ALDH1-score≧100)は、AS低値群に比べて有意に予後不良であった(p=0.009)。【考察】癌幹細胞マーカーであるALDH1発現は、EGFR遺伝子変異と有意な負の相関関係を示し、予後因子として有用である可能性が示された。
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