演題

OP-199-3

AXL陽性肺腺癌の臨床的・病理学的・分子生物学的特徴と予後

[演者] 佐藤 克明:1
[著者] 須田 健一:1, 清水 重喜:2, 坂井 和子:3, 水内 寛:1, 小林 祥久:1, 下治 正樹:1, 富沢 健二:1, 武本 智樹:1, 岩崎 拓也:1, 阪口 全宏:1, 西尾 和人:3, 光冨 徹也:1
1:近畿大学外科, 2:兵庫医科大学, 3:近畿大学

【背景】AXL陽性肺癌は予後不良との報告があるが、その臨床的・病理学的・分子生物学的特徴は不明。【方法】2007/1~2009/4の腺腺癌切除例161名。肺腺癌新国際分類に基づき優勢組織型を決定。全症例を組織マイクロアレイ化し、AXL/E-cadherin/vimentin/CD44/ALDH1A1/P-glycoproteinについて免疫染色。AXL強陽性の12例に対してNGSを用いて22癌関連遺伝子の変異を解析。【結果】AXL陰性は57例、陽性は104例(弱陽性32例・中等度陽性60例・強陽性12例)。AXL染色と臨床病理学的因子には関連を認めず。5年生存率では強陽性例で有意に予後不良(p=0.0119)。AXL強陽性例ではE-cadherin低下(p=0.025)およびCD44強陽性(p=0.007)の割合が有意に高かった。AXL強陽性12例のうち、6例にEGFR変異、2例にKRAS変異、1例にALK転座あり。EGFR変異の1例で再発後にゲフィチニブが奏効。【結論】AXL強陽性肺腺癌は有意に予後不良。EMT変化及び癌幹細胞マーカーとの関連あり。
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