演題

OP-199-2

肺内分泌腫瘍におけるBRN2,ASCL1,TTF1,P53の発現性の検討

[演者] 遠藤 哲哉:1
[著者] 石井 順:2, 榮田 昌史:2, 藤原 正親:2, 宍戸−原 由紀子:2, 下山田 博明:2, 平野 和彦:2, 寺戸 雄一:2, 菅間 博:2, 矢澤 卓也:2, 遠藤 俊輔:1
1:自治医科大学さいたま医療センター呼吸器外科, 2:杏林大学病理

肺発生の神経内分泌腫瘍には,小細胞癌(SCC),大細胞神経内分泌癌(LCNEC),定型/非定型カルチノイド腫瘍が存在する.SCLCおよびLCNECは高悪性度神経内分泌腫瘍であり,ASCL1やTTF1を高率に発現する.POUホメオドメイン転写因子であるBRN2が,ASCL1およびTTF1発現を制御していることが報告されている.本研究では,肺神経内分泌腫瘍におけるBRN2,ASCL1,TTF1発現を検証し,これらの発現パターンを基盤としたカルチノイド腫瘍の細分類が可能か否かについて免疫組織化学的に検討した.その結果,SCLCおよびLCNECの多くの症例でBRN2,ASCL1,TTF1がいずれも陽性であった.一方,カルチノイド腫瘍と診断された症例の過半数がBRN2,ASCL1,TTF1いずれも陰性であり,BRN2陽性症例ではASCL1,TTF1陽性であった.このことから,BRN2,ASCL1,TTF1の密接な関連性が証明されるとともに,カルチノイド腫瘍には異なる分化形質を示す腫瘍が含まれていることが推測された.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版