演題

OP-199-1

肺全摘後の残存肺の微小環境:残存肺に負荷される伸展張力の影響

[演者] 佐野 史歩:1
[著者] 村上 順一:2, 林 雅太郎:2, 上田 和弘:2, 濱野 公一:1
1:山口大学器官病態外科, 2:山口大学器官病態外科・呼吸器外科

【背景】我々は先行研究でマウス左肺全摘後の代償性性肺成長におけるSDF-1αの役割について検討した。残存肺でSDF-1αが高発現し、代償性肺成長に関与することを明らかにした。代償性肺成長は残存肺への伸展刺激が誘因と考えられているが、残存肺への伸展刺激がSDF-1αに関与するかは不明である。【目的】肺全摘後の残存肺でのSDF-1αの発現は、伸展刺激が関与することを明らかにする。【方法】摘出肺相当の人工物を胸腔内に充填し、残存肺への伸展刺激を抑制するモデルを作成した。マウスに左肺全摘のみ(非充填群)、または左肺全摘+胸腔内充填(充填群)を行った。残存肺の重量、SDF-1α濃度を測定した。【結果】残存肺の重量は充填群で有意に低値であった。残存肺組織中のSDF-1α濃度は、充填群で低値である傾向を認めた。【まとめ】肺全摘後の残存肺でのSDF-1αの高発現の原因は、残存肺に負荷される伸展張力が重要な原因である可能性が示唆された。
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