演題

OP-197-2

S-1による胃癌術後化学療法のコンプライアンスと予後予測因子の検討

[演者] 小林 大介:1
[著者] 田中 千恵:1, 岩田 直樹:1, 神田 光郎:1, 山田 豪:1, 中山 吾郎:1, 藤井 努:1, 杉本 博行:1, 小池 聖彦:1, 野本 周嗣:1, 藤原 道隆:1, 小寺 泰弘:1
1:名古屋大学消化器外科

【目的】胃癌切除術後のS-1のコンプラインスと有害事象,臨床病理学的因子や予後予測因子との関連を検討した.【対象】2003~2013年に胃癌根治切除術後S-1内服を行った74例.【結果】男/女:55/19例,年齢中央値64歳(20~80歳),StageI/II/III/IV:1/25/40/8.S-1の1年間内服は47例(64%)であり,再発終了7例,S-1と関連のない治療中止4例でありこれらをまとめてS-1完遂群(C群)とした.16例(22%)は有害事象にて1年未満で治療終了となった(AE群).両群の比較で年齢(C/AE群:63/73歳),Ccr(C/AE群:82/63mL/min)と術後3か月間での体重減少割合(WL)(C/AE群:10/14%)で有意差を認めた.NAC非施行例のStageIII35例を対象にPNI,GPS,mGPS,NLRと生存成績を検討するとmGPS1/2が予後規定因子であった.【考察】高齢者,腎機能低下例や術後体重減少顕著例は有害事象の発生に留意する必要がある.mGPS1,2は予後不良因子であり周術期の栄養療法や化学療法の強化などの検証の余地があると考えられた.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版