演題

OP-196-6

StageIV胃癌患者に対するS-1/CDDPを用いた術前化学療法の有用性

[演者] 久森 重夫:1
[著者] 岡部 寛:1, 角田 茂:1, 田中 英治:1, 水本 素子:1, 村上 克宏:1, 坂井 義治:1
1:京都大学消化管外科

【背景】近年SP療法がStageIV胃癌に有効であることが示されているが治療対象群の選別や手術介入の位置づけは標準化されていない。【方法】2002年8月から2014年6月の期間、当科に入院した胃癌患者のうち、cStageIVと診断され術前化学療法としてSP療法を受けた46例を対象として、後ろ向きに検討した。【結果】46例中44例で2クールを完遂。Grade3以上の副作用は16例、PR以上の奏効率が得られたのは13例。SP療法後に外科手術を受けた41例中25例でR0切除を遂行した。StageIV規定因子が腹膜播種陽性のみの症例は42例で、SP療法により播種が消失したのは17例。腹膜播種が上腹部限局性またはCY1のみの症例で播種消失率が高かった。全46例の生存期間中央値は19.8ヶ月、そのうちR0切除群は41.4ヶ月で、他群より有意に長かった。【結論】進行胃癌で遠隔転移が限局性腹膜播種のみであればSP療法が有効で、R0手術が施行できた症例では長期生存を期待できる可能性がある。
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