演題

光イメージングによる虚血再灌流障害の動的・質的解析

[演者] 尾崎 倫孝:1
[著者] 芳賀 早苗:1, 野田 なつみ:1, 小澤 岳昌:2, 森田 直樹:3
1:北海道大学生体分子・機能イメージング, 2:東京大学理学系研究院, 3:産業技術総合研究所

臓器の虚血再灌流後には多くの細胞が失われ、臓器障害は進行し機能は失われていく。しかしながら、虚血再灌流後の臓器傷害・機能を直接モニタリングあるいは制御することは今だに困難である。我々は、光を利用して生体分子機能の可視化および機能制御を試みている。①酸化ストレス・細胞死(アポトーシス・ネクロプトーシス)に対するプローブ、②細胞内pH測定用プローブを作製し、虚血再灌流によるストレスと傷害をイメージングすることに成功し、それらの動態を解析した。③光感受性蛋白質を利用した細胞内Akt活性化プローブを作製した。Aktは、細胞の生存、抗アポトーシス機能において重要な分子であるが、この分子が活性化することにより移植細胞のviabilityも格段に向上することが期待される。これらの技術が確立すれば、細胞内Aktの機能制御とそのモニタリング、細胞内環境変化の測定可能となるため、細胞・臓器移植を支える基盤技術となると期待される。
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