演題

OP-195-6

食道胃接合部癌に対する腹腔鏡下下部食道噴門部切除術

[演者] 奥村 慎太郎:1
[著者] 金谷 誠一郎:1, 山浦 忠能:1, 吉村 文博:1, 有本 明:1
1:大阪赤十字病院外科

【はじめに】食道胃接合部癌に対して,当院ではハイリスク症例を中心に腹腔鏡下下部食道噴門部切除術を適応している.本術式は合理的かつシンプルな再建法が特徴で,今回その手技と成績を報告する.【手技】郭清は噴門側胃切除術D1+郭清にNo.19,20,110リンパ節を加えた範囲で行い,下縦隔郭清は経裂孔的に行う.再建は食道と胃管とをノーナイフステイプラーを用いて吻合する.【成績】2011年4月から2014年8月まで15例に本術式を施行した.平均手術時間は323分で,出血量はいずれも50g以下,術後在院日数の中央値は16日であった.吻合部狭窄を4例に認めたが,いずれも内視鏡的拡張術で軽快した.術後逆流性食道炎を7例に認めたが,PPI投与にて改善している. 【まとめ】本術式は,縦隔内への挙上が容易な細径胃管を用いること,吻合法も特別な手技を必要としないことを長所とする.術後逆流性食道炎の頻度が高いが,PPI投与にて制御可能であると考えている.
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