演題

OP-191-3

潰瘍性大腸炎術後妊娠出産例の検討

[演者] 矢澤 慶一:1
[著者] 木村 英明:1, 国崎 玲子:1, 辰巳 健志:2, 小金井 一隆:2, 杉田 昭:2, 井上 英美:3, 遠藤 格:3
1:横浜市立大学市民総合医療センター炎症性腸疾患センター, 2:横浜市立市民病院炎症性腸疾患科, 3:横浜市立大学消化器・腫瘍外科

【目的】潰瘍性大腸炎術後妊娠出産例の経過につき検討した。【対象】2006~2013年の潰瘍性大腸炎初回手術170例中、2014年9月までに5例が妊娠し4例が出産した(1例は現在妊娠継続中)。妊娠出産時の児および母体の経過につき検討した。【結果】術後妊娠5例の初回手術時年齢(中央値)は30歳(25-35)、手術理由は重症1例、難治4例。1期手術が2例、2期分割手術が3例で、再建手術時には卵管采を回腸嚢の前面に引き出すようにした。術前内科治療は、プレドニゾロン総投与量4800mg(400-43000)、CyA施行3例。再建手術から妊娠までは36ヶ月(2-42)であった。出産時年齢は34歳(28-37)。全例正期産で、経膣分娩であった。男児2人、女児2人。出生体重は3056g(2708-3400)であった。出産後排便障害が遺残する症例はなかった。【結語】潰瘍性大腸炎術後は安全な妊娠出産が可能であった。裂傷がない経膣分娩は排便障害の遺残がなく、帝王切開の必要性はないと思われた。
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