演題

OP-190-5

局所進行癌に対する開腹手術における、鏡視下手術を意識した術野形成・アプローチの試み

[演者] 眞田 雄市:1
[著者] 濱田 隆志:1, 井上 諭:1, 三島 壯大:1, 大野 毅:1, 東 尚:1, 松尾 繁年:1
1:長崎県島原病院外科

腹腔鏡手術の際、剥離される疎な空間を長軸方向に展開できることは、開腹術にない独自の術野形成と考えられる。当院ではこれを開腹手術(T4症例)に応用できるという着想のもとT4症例の手術の際、疎な空間の剥離を先行させまず浸潤部周囲の正常な領域を授動しその後腫瘍の境界部へと至るアプローチを試みた。結果:腹腔鏡下消化管手術で描出される以下6領域に注目した。①11p~裂孔部へ連なる空間②横隔膜脚~腹部食道背側③脾腎ヒダ頭背側の空間④回盲部背側~回結腸動静脈内側剥離面⑤外側剥離の際形成される壁側腹膜と骨盤脈管との間の空間⑥膀胱前腔~閉鎖腔。2014年1月から6月まで他臓器浸潤を伴う消化管癌14例に対し先述した疎な空間の剥離を先行させた後に腫瘍の浸潤部へ至る方法をとり11例に治癒切除を得た。腹腔鏡手術画像と開腹所見を対比させ、腹腔鏡手術で得られた解剖学的知見の開腹手術への逆フィードバックについて論じたい。
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