演題

OP-190-3

胃癌術前の下部消化管内視鏡スクリーニングは不要か?

[演者] 神代 竜一:1
[著者] 板井 勇介:1, 梅田 健二:1, 米村 祐輔:1, 平林 康宏:1, 板東 登志雄:1, 宇都宮 徹:1
1:大分県立病院外科

【背景・目的】当科では通過障害などによる緊急手術症例を除き、原則として胃癌手術予定全患者に下部消化管内視鏡スクリーニング検査(TCS)を行っている。本報告では胃癌症例に対するTCSの意義と、結腸同時性病変を認めた症例での治療に関して検討を行った。【対象・方法】 2009年1月より2014年7月までに術前TCSを行った胃癌手術266例。【結果】70例(26.3%)に結腸局在病変を認めた。結腸癌を6例(2.3%)に認め、1例はEMRにて根治切除可能、5例で胃・結腸同時切除を行った。5mm未満の過形成性ポリープを42例(15.8%)に認め、5-10mm超でEMR,ESDを行った腺腫を22例(8.2%)に認めた。下部消化管内視鏡施行の費用総額は約570万円であった。【結語】本報告での胃癌患者における大腸癌同時性合併は2.3%と高頻度であったことから術前TCSの意義はあるものと考える。大腸癌1例を発見するのに約95万円の費用が掛かり、医療経済的な課題も残ると考えられた。
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