演題

OP-189-5

クローン病に合併した回腸膀胱瘻症例の検討

[演者] 武田 重臣:1
[著者] 中山 吾郎:1, 橋本 良二:1, 末岡 智:1, 薮崎 紀充:1, 高野 奈緒:1, 岩田 直樹:1, 神田 光郎:1, 小林 大介:1, 田中 千恵:1, 山田 豪:1, 藤井 努:1, 杉本 博行:1, 小池 聖彦:1, 野本 周嗣:1, 藤原 道隆:1, 小寺 泰弘:1
1:名古屋大学消化器外科

はじめに:クローン病は瘻孔形成を合併することが知られているが、回腸膀胱瘻(ileovesical fistula : IVF)の形成 は比較的稀である。方法:2007年から2013年までの間にクローン病に合併した回腸膀胱瘻形成症例に関し、診療録より情報を収集し検討を行った。結果:年齢は中央値30歳、男性6例、女性1例であった。71%の症例で気尿または糞尿の自覚を認めた。IVFの確定診断率は、小腸造影検査が43%、ダブルバルン内視鏡下造影検査が66%、膀胱造影検査は20%であった。CT検査では全例に膀胱壁肥厚、71% に膀胱内airを認めた。全例に瘻孔形成部を含む回腸部分切除又は回盲部切除術が施行された。膀胱に対しては、単縫合が2例、瘻孔内への大網充填が4例に施行され、1例は修復処置を施行しなかったがIVFの再燃は認めなかった。考察:IVFは確定診断が困難な場合があるが、自覚症状やCT検査で存在の推定は可能な場合が多く、適切な処置により、良好な治療成績を得られた。
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