演題

OP-189-3

Fecal diversionを施行したCrohn病症例の長期予後

[演者] 小金井 一隆:1
[著者] 辰巳 健志:1, 二木 了:1, 黒木 博介:1, 石井 洋介:1, 木村 英明:2, 福島 恒男:3, 杉田 昭:1
1:横浜市立市民病院炎症性腸疾患科, 2:横浜市立大学市民総合医療センター炎症性腸疾患センター, 3:松島クリニック

【目的】Crohn病人工肛門造設術施行例の長期予後を明らかにする.【対象と方法】Crohn病で人工肛門造設後5年以上(術後平均137ヶ月)経過観察した106例(男75、女31)を対象とし、人工肛門関連合併症とそれによる再造設率、他の口側腸管病変に対する手術率、直腸切断術施行率、予後をみた.【結果】人工肛門関連合併症は55%(58例)に、のべ数で人工肛門口側再発が25例、人工肛門周囲皮膚瘻21例、陥没、脱出22例、壊疽性膿皮症4例で、28%に人工肛門再造設術を要した.空置直腸癌は9.4%に合併した.他の口側病変に対する腸管切除は18%に、直腸切断術は41%に施行した.観察終了時に 8%が死亡していた.死亡を除く97例中就労、家事可能症例は83%、未就労12%であった.【結語】Crohn病人工肛門造設例の社会復帰率は比較的高かった.人工肛門関連合併症による再造設と直腸切断術が、他の腸管切除術より多く、留意を要する.また、空置直腸癌への対策が必要である.
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