演題

OP-187-6

食道胃接合部癌の各リンパ節領域郭清の意義と至適術式の検討

[演者] 由良 昌大:1
[著者] 竹内 裕也:1, 松田 達雄:1, 中村 理恵子:1, 高橋 常浩:1, 和田 則仁:1, 川久保 博文:1, 才川 義朗:1, 大森 泰:1, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学一般・消化器外科

【目的】当院における食道胃接合部癌切除例から至適術式の検討を行う.【対象と方法】2000年1月~2009年9月まで当院でR0/1手術が施行された西分類に基づく食道胃接合部癌74例を対象とし,転移リンパ節,郭清効果指数,再発形式から至適術式を検討した.【結果】5年生存率は扁平上皮癌で41.6%, 腺癌で67.5%であった.腺癌の中で腫瘍中心が食道胃接合部を含め食道側にある19例の5年生存率は60.0%,胃側にある39例の5年生存率は72.0%であり,腫瘍中心による予後の差が示唆された.縦隔リンパ節に転移を認めたものは腫瘍中心が食道側にある症例のみであり,腫瘍中心の位置と食道浸潤長との関連が示唆された.郭清効果指数はNo.1,3,7,110が高値であった.【結語】食道胃接合部癌においてNo.4sb,4d,5,6,10,11を郭清する意義は低く,噴門側胃切除術,脾臓温存が至適術式の一つと考える.縦隔はNo.110の郭清指数が高く,腫瘍中心が食道側に存在する症例は郭清意義があると考える.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版