演題

OP-187-2

食道癌手術症例における抗p53抗体の臨床的意義

[演者] 早田 啓治:1
[著者] 中森 幹人:1, 中村 公紀:1, 尾島 敏康:1, 勝田 将裕:1, 松村 修一:1, 加藤 智也:1, 北谷 純也:1, 竹内 昭博:1, 田端 宏尭:1, 川井 学:1, 横山 省三:1, 廣野 誠子:1, 山上 裕機:1
1:和歌山県立医科大学第二外科

(目的)食道癌手術症例における抗p53抗体の臨床的意義について検討した。(方法)2008年1月-2012年12月の食道癌手術症例のうち、術前血清p53抗体を測定した177例を対象とした。(結果)術前p53抗体陽性率は29%(51例)であり、SCC36%(64例)と同等であり、CYFRA7.3%(13例)、CEA11%(20例)よりも高かった。抗p53抗体陽性例と陰性例との比較では性別、平均年齢、占拠部位、TMN分類において有意差を認めなかった。抗p53抗体は他の腫瘍マーカーと比較し、進行度において有意差を認めなかった。術前p53抗体陽性47症例のうち術後p53抗体陽性持続19症例(抗体価が術後50%以上)の再発率は58%(11例)、術後p53抗体価低下28症例(術後50%未満もしくは基準値内)の再発率は25%(7例)であり、術後p53抗体陽性持続症例での再発率が有意に高かった(p=0.0228)。(結語)食道癌手術後の抗p53抗体価は再発の予測因子となり得る。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版