演題

OP-187-1

食道扁平上皮癌における血清P53抗体測定の臨床的意義

[演者] 野田 昌宏:1
[著者] 奥村 浩:1, 恵 浩一:1, 尾本 至:1, 喜多 芳昭:1, 内門 泰斗:1, 有上 貴明:1, 上之園 芳一:1, 石神 純也:1, 夏越 祥次:1
1:鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科

【はじめに】変異型P53遺伝子は様々な癌にみられ、変異型P53蛋白は半減期が長く、血中にP53抗体が出現する。【対象と方法】2011年11月~2013年12月に当科で食道扁平上皮癌と診断され、血清P53抗体を測定された197例の臨床病理学的因子およびCEA、SCCとの関連について検討した。また、P53抗体陽性71例の臨床的傾向および予後についても検討した。【結果】197例の平均年齢は68.3歳。cStageⅠ/Ⅱ/Ⅲ/Ⅳ=37例/24例/68例/68例であった。各腫瘍マーカーの陽性率はP53/ CEA/ SCC=36.0%/12.0%/52.8%であった。SCCとのコンビネーションにより検出率は69.0%まで上昇した。CEA単独陽性例は4例(2.0%)にとどまった。P53≧30U/mlの高値症例ではおよそ半数が観察期間内に死亡し、有意に予後不良であった。【結論】食道扁平上皮癌において血清P53抗体はSCCと共に測定することで検出率が上昇する。また、高値症例において治療抵抗性や予後予測因子となる可能性がある。
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