演題

OP-186-4

頭頸部癌患者における食道癌重複頻度

[演者] 松井 俊大:1
[著者] 川田 研郎:1, 中島 康晃:1, 東海林 裕:1, 奥田 将史:1, 齋藤 賢将:1, 藤原 尚志:1, 藤原 直人:1, 了徳寺 大郎:1, 宮脇 豊:1, 河野 辰幸:1
1:東京医科歯科大学食道・一般外科

食道癌と頭頚部癌はfield cancerizationの見地から互いに重複しやすいことが知られている.教室では頭頸部癌患者への上部消化管スクリーニングを積極的に行っており,食道癌との関連につき検討した.2009年8月~2014年8月までに上部消化管内視鏡検査を行い、頭頸部癌を認めた686例(男性589例 女性97例 平均年齢65.1歳)を対象とした.このうち247例(36%)に食道癌との重複を認めた。同時性に診断された症例が139例、頭頸部先行が45例、食道先行が63例であった。臓器別では下咽頭癌が251例中146例(58%)であり,特に深い関連がみられた.また同時期に内視鏡治療を行った頭頚部表在癌は113例で,食道癌の重複は96例(85%)あり,食道先行例は41例であった.食道癌診療に当たっては、頭頸部癌の合併も念頭に置き、口腔・咽喉頭の詳細な観察を含めた上部消化管内視鏡での定期的な観察が必要と考えられる。
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