演題

OP-186-1

食道癌、頭頚部癌の同時重複癌に対する治療戦略

[演者] 松本 晶:1
[著者] 渡邊 雅之:1, 志垣 博信:1, 西田 康二郎:1, 峯 真司:1, 比企 直樹:1, 布部 創也:1, 大橋 学:1, 福長 洋介:1, 長山 聡:1, 藤本 佳也:1, 小西 毅:1, 秋吉 高志:1, 齋浦 明夫:1, 高橋 祐:1, 有田 淳一:1, 石沢 武彰:1, 井上 陽介:1, 佐野 武:1
1:がん研有明病院消化器センター消化器外科

【背景】食道癌と頭頸部癌の同時重複癌は稀でなく、治療戦略に難渋する。【方法・対象】2005年から2011年に行った頭頸部癌と食道癌の同時重複癌患者109例の治療成績を検討した。【結果】26例に同時手術、26例に同時化学放射線療法(CRT)を施行した。13例に2期的な手術を施行し、頭頚部癌先行が12例、食道癌先行が1例だった。同時手術の平均在院日数は41日、手術関連死はなく、合併症率は50%で5年生存率は39%だった。同時CRTの5年生存率は45%だった。頭頚部手術先行例で頭頚科手術後の平均在院日数は33日、合併症率は23.1%で、待機中の未治療癌の進行は1例のみだった。2期的治療全例の5年生存率は54%であった。全生存率の多変量解析で食道癌及び頭頸部癌の進行度が独立した危険因子だった。【結論】頭頚部癌と食道癌の同時性重複癌に対して同時手術が安全に施行できる一方で、待機中に未治療癌が進行するリスクは少なく2期的な根治術も許容される。
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