演題

SY-11-4

cT4肺癌切除症例の治療成績

[演者] 新谷 康:1
[著者] 楠本 英則:1, 井上 匡美:1, 別所 俊哉:1, 舟木 壮一郎:1, 川村 知裕:1, 南 正人:1, 奥村 明之進:1
1:大阪大学呼吸器外科

【目的】cT4肺癌に対する切除の妥当性を検討する。【対象と方法】1994年より2013年までに当科で施行した同側他肺葉結節を除くcT4症例55例を対象に、予後因子の検討を行った。【結果】術式は、葉切除39例、二葉切除2例、全摘11例、試験開胸3例であり、42例(76%)で病理学的完全切除が行われた。合併切除臓器は、大動脈7例(弓部2例)、上大静脈4例、心房4例、腕頭動脈・鎖骨下動脈6例、気管支形成11例(管状全摘4例、分岐部形成2例)、椎体2例、食道2例であった。平均観察期間は6.2年で、全体の5年生存率は49.3%であった。単変量解析では、術前T4因子の要因(血管浸潤例は血管以外の臓器浸潤例より予後が良好)、完全切除の有無、pT、pNが有意な予後因子であった。多変量解析では、pN因子が独立予後因子であった。【結語】局所進行T4肺癌では、pN0-1例で長期生存が得られる可能性が示唆され、大血管切除を含め積極的に完全切除をめざすべきである。
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