演題

OP-184-7

左房負荷が心臓術後の心房細動に与える影響

[演者] 八百板 寛子:1
[著者] 瀬在 明:1, 中田 金一:1, 大幸 俊司:1, 有本 宗仁:1, 畑 博明:1, 塩野 元美:1
1:日本大学心臓血管・呼吸器・総合外科

【背景】心臓手術後心房細動は発生頻度が高く、高齢、左房の伸縮や体液バランスが関与するとされるが不明瞭な点も多い。今回それらと術後心房細動発生の関連を検討した。【対象と方法】待機的人工心肺下開心術連続52例を対象と、患者背景、ホルター心電図、心エコーでの左房径、3D-CTでの左房量、心外膜脂肪量、血液検査、体液バランスを検討した。【結果】術後心房細動発生率は30%、疾患別では弁膜症群36%、単独CABG群15%であった。検討項目では心房細動発生群で高齢、ホルター心電図でP波持続時間が長い、HANP高値、左房周囲脂肪・全心外膜脂肪比高値、心筋保護液量が多い、利尿剤使用量高値、術後のCVP高値であることが有意な心房細動発生因子だった。【考察】高齢化による心房線維化、弁膜症による左房負荷、体液バランス管理が術後心房細動に影響する可能性が示唆され、左房負荷のリスクが高い症例では術後の体液バランス管理が重要となることが示された。
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