演題

OP-184-4

日本で初めての閉胸補助装置ThorACCの使用経験

[演者] 村田 聖一郎:1
[著者] 浦田 雅弘:1, 佐藤 博重:1, 数野 圭:1
1:板橋中央総合病院心臓血管外科

【目的】新しい閉胸補助装置ThorACCシステム(Griffiths and Nielsen Ltd, Horsham, UK)は圧縮空気を用いて体外に置いた内外2個づつのチャンバーを膨らませることにより胸骨閉鎖を補助するデバイスである.今回本邦で初めて使用したので報告する.【方法】2014年7月から9月上旬にかけて13例にThorACCを使用した.圧縮空気注入前後の胸骨の間隙を胸骨柄,胸骨体,剣状突起の3か所で測定した.【結果】症例の内訳は弁膜症5例,CABG4例,胸部大動脈瘤手術4例でうち2例は再開胸症例であった.圧縮空気注入前後の間隙は胸骨柄26.2±11.0mm→5.7±2.4mm,胸骨体30.7±3.1mm→8.6±4.4mm,剣状突起26.2±9.3mm→5.8±4.8mmと有意に短縮された.胸骨の上端,前後が自動的にそろうためワイヤーによる胸骨損傷が起きにくいと思われた.術後経過は全例良好で創痛の訴えも少なかった.【結論】ThorACCを用いることで胸骨正中切開に伴う合併症の軽減が期待される.
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