演題

OP-183-5

癌合併炎症性腸疾患の現況と外科治療戦略

[演者] 小山 基:1
[著者] 村田 暁彦:1, 坂本 義之:1, 諸橋 一:1, 小田切 理:1, 鍵谷 卓司:1, 袴田 健一:1
1:弘前大学消化器外科

【目的】癌合併炎症性腸疾患(IBD)の現況と治療戦略を検討した.【対象と方法】対象は1998-2014年に当院で経験したIBD423例(UC276例,CD147例).【結果】UCの腫瘍合併率は5.4%(15例:colitic cancer10例/DALM5例).腫瘍群は非腫瘍群より有意に高齢者が多く,病脳期間が長期間.術式はIAA4例/IACA5例で,70歳以上ではIRA2例/ISR1例/APR1例/ESD2例.癌合併10例の病期は0期3例/I期5例/II期2例で無再発生存率は80%.CDの癌合併率は3.4%(5例:直腸癌1例/痔瘻癌4例).癌合併は有意に長期罹患だが,IFXや免疫調整剤の内科的治療に有意差はなし.痔瘻癌4例の術式はAPR2例/TPE2例で病期はⅡ期2例/Ⅲa期1例/Ⅲb期1例.無再発生存率は25%.【結論】腫瘍合併例UCの術式はIAAが望ましいが,高齢者が多く様々な術式が検討される.CDの痔瘻癌は早期診断が困難で,予後は不良である.サーベイランスの確立や長期罹患痔瘻に対する直腸切断術の適応を含めた治療方針の確立が望まれる.
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