演題

OP-183-3

癌合併潰瘍性大腸炎に対する治療上の問題点

[演者] 上神 慎之介:1
[著者] 大毛 宏喜:1, 渡谷 祐介:1, 繁本 憲文:1, 嶋田 徳光:1, 村尾 直樹:1, 亀田 靖子:1, 近藤 成:1, 橋本 泰司:1, 上村 健一郎:1, 村上 義昭:1, 末田 泰二郎:1
1:広島大学応用生命科学部門外科

【目的】潰瘍性大腸炎に合併したdysplasiaや癌症例の臨床病理学的特徴を元に,外科的治療上の問題点を明らかにする.【対象・方法】潰瘍性大腸炎に対して外科的治療を行った174例中,high grade dysplasia あるいは癌合併の24例(13.8%)を対象とした.【結果】癌18例,dysplasia 6例で,男女比は10/14,手術時年齢の中央値は48歳,手術までの罹病期間は13.5年であった.83.3%が全大腸炎型で,直腸とS状結腸で全体の87.5%を占め,組織型は高分化/中分化/低分化/粘液癌が,11例/3例/3例/1例,深達度はM/SM/MP/SS/SEが,2例/ 4例/ 3例/8例/1例であった.Stage 0~Ⅱが72.2%,5生率は84.9%と良好であったが,5例に再発を認めた.統計学的に有意差を示す因子は認めなかった.【結語】臨床病理学的にsporadic cancerとの大きな違いを認めない一方で,再発率の高さが課題であった.Stage IIでも術後補助化学療法を考慮すべきであるが,さらなる症例の集積を要する.
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