演題

OP-183-2

当科における悪性病変合併潰瘍性大腸炎に対する手術例の検討

[演者] 中山 吾郎:1
[著者] 橋本 良二:1, 藪崎 紀充:1, 高野 奈緒:1, 末岡 智:1, 武田 重臣:1, 田中 千恵:1, 小林 大介:1, 小池 聖彦:1, 藤原 道隆:1, 小寺 泰弘:1
1:名古屋大学消化器外科

2000-14年に当科で手術を施行したUC患者166例のうち癌合併24例,dysplasia合併10例を対象とし,年次推移,背景・腫瘍因子,手術成績につき検討を行った.結果:前/中/後期での悪性合併率は11/16/30%と増加傾向にある一方で,進行癌の割合は40/38/14%と低下しており,再発率は40/12/0%と改善傾向を示した.悪性非合併例に較べて,手術時年齢は高く,罹患期間は長い傾向を認めた.Tis-T2例は全例tub,N0である一方で,T3-4例は全例por/mucで,87%にリンパ節転移を認めた.再発4例はすべてT3-4で,T4+mucの3例は早期腹膜再発を認めた.全例で大腸全摘術+所属リンパ節D2-3および他領域D1郭清が施行され,吻合はIAA 27例,直腸切断 7例であった.29%で多発癌/dysplasiaを認めたが,所属リンパ節以外に転移は認めなかった.結語:進行に伴い組織型の悪性化とリンパ節転移率の増加を認めた.進行例は予後不良でありsurveillanceによる早期発見が重要であると思われた.
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