演題

OP-183-1

潰瘍性大腸炎癌化における診断・治療の現状と問題点 −本邦報告例を加えた238例・438病変の検討

[演者] 錦織 直人:1
[著者] 小山 文一:2, 中村 信治:1, 植田 剛:1, 井上 隆:1, 川崎 敬次郎:1, 尾原 伸作:1, 中本 貴透:1, 藤井 久男:2, 中島 祥介:1
1:奈良県立医科大学消化器・総合外科, 2:奈良県立医科大学中央内視鏡・超音波部

colitic cancer(以下CC)当科経験例と本邦報告例を合わせた238例・438病変を検討し、CC診断・治療の現状と問題点を考察した。【結果】サーベイランスによる診断は34%で、多発例が30%であった。dysplasiaは切除標本で64%に認めた。dysplasia にて手術適応とした症例の検討から、dysplasiaがCCの存在markerとして重要であった。術式は当科では全例に全摘/亜全摘を行っていたが、全体では55%に留まった。しかし全摘/亜全摘以外を選択した場合の残存大腸での異時性発癌例を認めた。CCのmultifocalな発生を考慮すると大腸全摘以外の術式選択は慎重であるべきと考えた。リンパ節転移頻度は35%で、CC発生部位は71%が左側結腸であることから、郭清は診断の困難性と多発性を考慮し、術前CC非指摘腸管領域に関してもIMA領域ではIMA根部処理によるD3が、他領域に関してはD2相当が妥当と考えた。進行例も多く報告されていたが、長期経過観察報告は少なかった。
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