演題

OP-181-4

より根治性と安全性のある腹腔鏡下低位前方切除術へむけた当科での工夫

[演者] 河田 健二:1
[著者] 長谷川 傑:1, 西川 元:1, 塩田 哲也:1, 高橋 亮:1, 肥田 侯矢:1, 坂井 義治:1
1:京都大学消化管外科

【目的】直腸癌に対する腹腔鏡下手術での視野展開の工夫、および切離・吻合での工夫、に焦点を当て供覧する。【対象】腹腔鏡下低位前方切除術・DST再建を施行した直腸癌173例。【手技】直腸間膜周囲の剥離では適切な緊張のもと現れる結合組織間隙(泡の層)の中で切離を進める。腫瘍が低位の場合は後方靭帯を切離し直腸を授動する。切離吻合ではガットクランパーを直腸にかけ適切なカートリッジで離断する、圧挫時間を確保する、マレコードレーンを経肛門的に留置する、口側腸管の切離に際しICG蛍光法を用いる、等の工夫を行なっている。【結果】縫合不全は21例(12.1%)に認め、前期は18.4%(14/76)であったが後期は7.2%(7/97)にまで減少した。多変量解析では腫瘍径、圧挫時間の確保が縫合不全の関連因子であった。ICG蛍光法を行なった左側結腸癌50例では間膜切離ラインよりも血流境界が口側にある例が10例(20%)あり、その距離は7〜65mm(中央値10mm)であった。
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