演題

OP-181-3

腹腔鏡下前方切除術において直腸側方でTMEを確実に行うための工夫

[演者] 鎌田 泰之:1
[著者] 服部 泰章:1, 菅野 元喜:1, 前田 敏樹:1, 八木 大介:1, 西川 徹:1, 青山 太郎:1
1:杉田玄白記念公立小浜病院外科

直腸前方切除においてTotal Mesorectal Excision:TMEは、全世界で標準治療として受け入れられている。直腸の側方はTMEを行う上で、腸間膜に切り込んでしまう危険性のある部位の一つであるが、この原因は直腸背側からの剥離が不十分な事であると考える。直腸背側の剥離は、一般的に左手鉗子で直腸を腹側に牽引し結合組織間隙をエネルギーデバイスで切開していくのだが、側方への十分な剥離を行うためには左手鉗子によるさらなる展開の工夫が必要と考えている。例えば背側から左側に向けて剥離をする場合、直腸が円筒形の臓器である事を意識すると、結合組織間隙を広く展開するには半時計方向に直腸を回転させながら腹側にtractionをかける事が合理的である。この操作により、腹側から直腸側方の切開を行う際、膜一枚で直腸と外側壁とが繋がった状態となり、直腸間膜へ誤って切り込む事を避けられる。今回は以上の手技について、シェーマと動画を用いて紹介する。
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