演題

OP-180-6

当科の大腸癌肺転移切除症例におけるKRAS変異の検討

[演者] 五十嵐 隆通:1
[著者] 清水 公裕:1, 小川 博臣:1, 渥實 潤:1, 永島 宗晃:1, 大瀧 容一:1, 尾林 海:1, 田中 和美:1, 加藤 隆二:1, 高橋 研吾:1, 茂木 陽子:1, 高橋 憲史:1, 平井 圭太郎:1, 吉成 大介:1, 須納瀬 豊:1, 竹吉 泉:1
1:群馬大学臓器病態外科

【緒言】大腸癌肺転移切除症例と,肺転移を伴わない大腸癌切除症例のKRAS変異頻度を解析し検討した.【対象/方法】2007年5月から2013年11月までに当科で切除した大腸癌肺転移症例29例と,2002年1月から2013年12月までの大腸癌切除症例199例を対象とし,KRAS codon12,13変異の有無を調べた.【結果】大腸癌肺転移症例の内訳は男女比17:12,平均年齢 66歳.KRAS変異を29例中20例(69%)に認めた.大腸癌切除症例199例中肺転移を伴わない症例は179例であり,KRAS変異を71例(40%)に認めた.主要な199症例の遠隔転移臓器とKRAS変異との関係をみると,肺転移(mutant:wild=11%:6.8%),肝転移(4.9%:8.5%),腹膜播種(0%:3.4%)であった.【考察】肺転移切除症例では肺転移を伴わない大腸癌切除症例と比較し,有意にKRAS変異が多いことが分かった (69% vs 40%:p=0.0013).肺転移症例でのKRAS変異は高率であり,KRAS変異と肺転移との間に何らかの関連があることが示唆された.
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