演題

OP-180-5

直腸癌鼠径リンパ節転移についての検討

[演者] 岡田 晃一郎:1
[著者] 伊藤 雅昭:1, 合志 健一:1, 塚田 祐一郎:1, 横田 満:1, 西澤 祐吏:1, 小林 昭広:1, 齋藤 典男:1
1:国立がん研究センター東病院大腸外科

【背景】大腸癌取扱い規約では、鼠径リンパ節転移は遠隔転移に分類されており、大腸癌治療ガイドラインでも、積極的な切除は推奨されていない。一方、孤立性鼠径リンパ節転移は他の遠隔転移を持つ症例と比較して良好な予後を期待できる可能性がある。【対象、結果】対象は1997年1月~2011年9月の期間で直腸癌鼠径リンパ節転移と診断され,鼠径リンパ節を摘出された20症例。病理組織診断で転移陽性であったのは、20例中17例であった。全生存率で3年63%、無再発生存率で・3年43%であった。同時性摘出群・異時摘出群の比較では全生存率で同時:異時=3年64%:60%と両群間に有意差を認めなかった。しかし、無再発生存率では同時:異時=3年54%:20%と有意差を認めなかったものの、同時群が予後良好な傾向にあった。【結語】直腸癌の鼠径リンパ節転移症例でも、初回手術時に根治切除が行われれば、良好な予後が期待できる可能性が示唆された。
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