演題

OP-179-5

大腸癌同時性肝転移の治療—術前および術後補助療法の前向き試験からの検討

[演者] 片寄 友:1
[著者] 中川 圭:1, 及川 昌也:2, 山内 淳一郎:3, 竹村 真一:4, 岡田 良:5, 川口 桂:5, 益田 邦洋:5, 石田 晶玄:5, 藪内 新一:5, 深瀬 耕二:5, 大塚 英郎:5, 水間 正道:5, 坂田 直昭:5, 岡田 恭穂:5, 林 洋毅:5, 森川 孝則:5, 吉田 寛:5, 元井 冬彦:5, 内藤 剛:5, 海野 倫明:5
1:東北大学統合がん治療外科, 2:仙台市医療センター仙台オープン病院外科, 3:仙台厚生病院外科, 4:白河厚生総合病院外科, 5:東北大学消化器外科

【目的】われわれは大腸癌肝転移に対して、mFOLFOX6によるアジュバント(Adj群)と、同時性肝転移に対するmFOLFOX6+ベバシズマブを用いたネオアジュバント(Neo群)のII相試験をそれぞれ施行してきた。今回、上記2試験の同時性肝転移症例のうち術後6ヶ月以内の早期再発症例(6M再発例)から再発リスク因子を検討した。【対象】Adj群の同時性肝転移20例と、Neo群の切除40例の合計60例を対象とした。【結果】対象例の腫瘍個数の中央値は2個、腫瘍最大径の中央値は30mmであった。全症例の無再発生存率と全生存率は図のとおりである。このうち6M再発例は14例であり、種々の因子を検討した結果、原発巣のリンパ節転移の有が有意に高いことがわかった(p=0.029)。異時性を含めた検討では6M再発例と相関はなかった。【結語】同時性肝転移診断時は潜在性転移リスクがあり、肝転移巣のR0切除を目指しつつ補助療法に備えた肝機能温存する治療戦略が重要である。
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