演題

OP-179-3

当科における大腸癌同時性多発肝転移症例の治療成績

[演者] 小林 建司:1
[著者] 水藤 元武:1, 佐藤 怜央:1, 安藤 菜奈子:1, 柴田 直史:1, 花立 史香:1, 清水 幸雄:1, 松波 英寿:1
1:松波総合病院外科

【目的】大腸癌に対し分子標的薬が導入された2007年から2014年3月までの同時性多発肝転移症例(H2、H3)の治療成績を検証する。【方法】2007年1月から2014年3月までに当科で手術を施行した大腸癌症例550例中同時性肝転移を認めた56例のうちH2、H3の33例を対象に治療成績を検討する。【結果】H2は20例で肝限局は13例。H3は13例で肝限局は3例。肝転移度が増すにつれ肝外病巣が増えた。肝限局H2、13例中抗癌剤治療は6例で3例はPR後肝切除術、2例はPD、1例は患者の手術拒否。4例は一期的肝切除施行。他の3例は転移巣は未治療。一方肝限局H3の3例は抗癌剤治療を行いPRになり肝切除が行えたのは2例。無病生存は全体で3例のみで他はすべて肝外病巣を来した。H2の5年生存例は2例でH3の5年生存例は現時点ではない。【結論】肝転移度が増すにつれ肝外病巣の頻度が増し治療困難となる。抗癌剤が進歩した現在もH2、H3症例の長期生存例は肝外病巣の出現のない症例である。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版