演題

OP-178-6

大腸癌肝転移切除症例における術前化学療法の意義

[演者] 金城 達也:1
[著者] 佐村 博範:1, 伊禮 靖苗:1, 白石 祐之:1, 石野 信一郎:1, 西巻 正:1
1:琉球大学第一外科

目的:今回,同時性または異時性肝転移を伴う大腸癌症例における肝切除症例における術前化学療法剤について検討した.対象と方法:2006年4月−2013年12月,当科で手術を施行した肝転移大腸癌症例32例.肝転移個数2個,肝転移巣径24mmであった(中央値).FOLFOX base 16例,FOLFIRI base 8例,分子標的薬8例に使用.奏功率は50%.観察期間22ヶ月.統計学的方法を用いて解析した.結果:全体の予後は3生率60.8%,5生率32.6%.術前化療施行なし群と術前化療あり群では5生率が60.0% vs. 19.0%(p=0.04)であったが,術前化療あり群では進行した症例が多く,また術前レジメン群間では有意差なし.CA19-9は 117 U/ml未満と 117 U/ml以上では2生率が85.0% vs. 21.7%(p=0.003)と有意差を認めた. 結論:今回の検討では大腸癌肝転移症例に対する術前治療使用薬剤については有意差を認めず,治療アルゴリズムについては今後の大規模試験の結果を待たなければならない.
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