演題

OP-178-5

両葉多発肝転移に対する化学療法後肝切除の治療成績~H2/3肝転移症例の検討

[演者] 石川 敏昭:1
[著者] 岡崎 聡:1, 石黒 めぐみ:2, 染野 泰典:1, 岩田 乃理子:2, 高橋 英徳:2, 菊池 章史:2, 小林 宏寿:3, 飯田 聡:2, 杉原 健一:4, 植竹 宏之:2
1:東京医科歯科大学腫瘍外科, 2:東京医科歯科大学応用腫瘍学, 3:東京医科歯科大学低侵襲医学研究センター, 4:東京医科歯科大学

【背景】当科では、H2 / H3肝単独転移症例にはmFOLFOX6+bevacizumab療法を8コース施行し切除可能例には肝切除術を行っている。肝切除術は術中造影エコーで確認できた病変のみを切除し、術後補助化学療法は行わない。【目的と方法】化学療法後肝切除を行ったH2/3肝転移症例17例について術後の再発率および治療、無再発生存期間、全生存期間を解析した。【結果】10例が両葉多発症例で7例が片葉症例で、それぞれの術後再発率は80%と21%で、無再発生存期間中央値は4か月と26.5か月、全生存期間中央値は42か月と53か月だった。再発例8例の治療経過は、化学療法のみ:2例、再肝切除1回:3例、再肝切除2回:2例、再肝切除1回+肺切除1回:1例で、6例は切除不能となり全身化学療法を行った。【結語】両葉多発肝転移に対する化学療法後肝切除は生存期間は良好だが、再発率は高く治癒例は少ない。予後改善とQOL向上には再発後治療を考慮した治療戦略が重要と考える。
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