演題

OP-178-2

大腸癌の両葉多発肝転移に対する集学的治療の功罪

[演者] 吉田 陽一郎:1
[著者] 星野 誠一郎:1, 愛洲 直哉:1, 山田 哲平:1, 小島 大望:1, 谷村 修:1, 石井 文規:1, 大石 純:1, 山内 靖:1, 乗富 智明:1, 山下 裕一:1
1:福岡大学消化器外科

【はじめに】多発肝転移に対しても手術を軸とした集学的治療が試みられるようになったが、術後合併症や予後に関して不明な点も多い。大腸癌肝転移に対する化学療法後肝切除例の検討をした。【方法】2010年4月以降に化学療法後に肝切除した34例を対象。両葉に転移を有するものを両葉群(15例)とし、片葉群(19例)と比較。【結果】年齢:片葉群66(50-87)・両葉群58(41-77)、男性/女性:片葉群14/5・両葉群9/6、肝転移個数:片葉群1.3(1-3)・両葉群4.7(2-11)、術式(部切/部切以外):片葉群12/7・両葉群8/7、術後合併症:片葉群15.8%(SSI1・無気肺1・麻痺性イレウス1)・両葉群6.7%(無気肺1)、奏効率:片葉群84.2%・両葉群73.3%、無再発生存期間:片葉群13.3カ月・両葉群16.4カ月(p=0.67)。【結語】化学療法後の肝切除は、術後合併症・無再発生存期間ともに両葉群で悪い成績を示さなかった。片葉か両葉という分類は指標にならず、更なる詳細な検討が必要と思われた。
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