演題

OP-177-3

直腸癌術前化学放射線療法後遺残癌病理組織学的特徴と臨床病理学的因子との関連

[演者] 三枝 晋:1
[著者] 井上 靖浩:1, 問山 裕二:1, 田中 光司:1, 奥川 喜永:1, 廣 純一郎:1, 藤川 裕之:1, 浦谷 亮:1, 毛利 靖彦:1, 楠 正人:1
1:三重大学消化管・小児外科

【目的】 直腸癌に対する術前化学放射線療法(CRT)後遺残癌の病理組織学的特徴と臨床病理学的因子との関連を検討した. 【対象・方法】術前CRT後手術を施行した直腸癌患者98例を対象に行った.表在遺残癌(superficial viable cancer cell: SVCC)及び間質変化を伴う孤立小腺管構造(solitary single glandular appearance: SSGA)に着目し, 臨床病理学的因子との関連について検討した. 【結果】SVCCは, 62例, SGAAは, 28例に認められた. SVCC/SSGAは, リンパ管・脈管侵襲陽性, CRT効果不良, 再発例で有意に高率であった. SSGA陽性例は, 無再発生存率, 全生存率ともに有意に不良であった.多変量解析では, SSGAは, 再発・予後の独立した予測因子であった. 【結語】直腸癌術前CRT後SSGA陽性例は, 有意に予後不良であった. CRT後組織学的効果が予後と関連するとの報告もあるが, 量的縮小率のみではなく, 遺残癌の組織学的特徴にも着目すべきと考えられた.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版