演題

OP-174-5

閉塞性大腸癌治療のおける大腸ステントによるBTS(bridge to surgery)の意義−経肛門減圧管との比較−

[演者] 松田 明久:1
[著者] 松本 智司:1, 櫻澤 信行:1, 高橋 吾郎:2, 山田 岳史:2, 宮下 正夫:1, 内田 英二:2
1:日本医科大学千葉北総病院外科, 2:日本医科大学消化器外科

【緒言】保険収載以降,大腸ステント使用が増えているが,本邦で標準的に使用されている経肛門減圧管と比較した報告は少ない。【方法と結果】閉塞性大腸癌手術症例74例をBTS 群(24例)と経肛門減圧管群(50例)に分け,BTSの有用性を検討。挿入成功率,減圧成功率,穿孔率はBTS群および経肛門管群それぞれ(96% vs 90%; 96% vs 78%; 0% vs 6%)。ステント挿入後平均1.5日目に食事摂取可能となり,平均16日後に全例待機的に手術施行。腹腔鏡・開腹比は23:1(他臓器合切のため)。切除標本による検討で,口側腸管の拡張は経肛門管群に比べBTS群で有意に改善。BTS群は経肛門管群に比べ腹腔鏡手術施行率が高く,手術時間は長かったが,縫合不全・術後合併症などの短期成績に有意差を認めなかった。【結論】今後,長期予後の検討が望まれるが,良好な減圧効果を生かした大腸ステントによるBTSは本邦における現在の標準治療となる可能性がある。
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