演題

OP-173-5

下部消化管手術におけるリスク分類に基づいた術後抗凝固療法の安全性と有用性

[演者] 下村 学:1
[著者] 河内 雅年:1, 小林 剛:1, 檜井 孝夫:1, 惠木 浩之:1, 石﨑 康代:1, 安達 智洋:1, 田代 裕尊:1, 大段 秀樹:1
1:広島大学消化器・移植外科

背景:独自に作成したリスク分類に基づいて、血栓塞栓症の高リスク症例を抽出して選択的に術後抗凝固療法を行う取り組みを行っている。対象と方法: 最高リスク、高リスク、低リスクに分類し、最高リスク、高リスク症例は積極的な術後抗凝固療法の適応とした。下部消化管手術150症例において血栓塞栓症対策の妥当性を検討した。結果:ガイドラインでは最高リスク:14例、高リスク:114例、中リスク:17例、低リスク:5例と分類され、当科の分類では最高リスク:16例、高リスク:48例、低リスク:86例と分類された。術後抗凝固療法は59例 (39.3%)に施行した。現在までに症候性の血栓塞栓症、出血性合併症を認めていない。術後抗凝固療法施行例において術後合併症の増加を認めず、術後のD-ダイマー値が抑制された。考察:ガイドラインにおける高リスク症例を細分化し、より選択的に術後抗凝固療法の適応を決定し得る可能性が示唆された。
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