演題

OP-172-2

当科下部消化管手術におけるFast track surgeryの現状

[演者] 鈴木 一史:1
[著者] 宮内 英聡:1, 西森 孝典:1, 当間 雄之:1, 大平 学:1, 成島 一夫:1, 松原 久裕:1
1:千葉大学先端応用外科

目的当科下部消化管グループにおけるFast track surgeryの合併症率,術後在院期間を後方視的に検討した.方法Fast track群(FT群): 108例.非Fast track群(non-FT群): 122例を対象にした.FT群ではERAS societyによる大腸手術に対する推奨にほぼ準拠して周術期管理を行った.腸管前処置廃止,早期経口摂取.最小限のドレーンなどで管理した.結果全症例の術後在院日数平均は両群で差はなかった.術式別に見ても差はなかった.Clavien-Dindo分類による合併症は,Grade I以上の全合併症ではFT群に有意に多かったが,Grade III以上では差はなかった. double stapling technique(DST)を行った症例に限ると,全合併症でFT群が有意に多く,Grade III以上の縫合不全は多いものの統計学的には有意ではなかった.結語当科でのFast Track Surgeryは術後在院日数を短縮させなかった.合併症は一部増加する傾向があり, DST吻合後の縫合不全を増加させるリスクに注意する必要がある.
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