演題

OP-171-2

ミラノ基準内肝細胞癌に対する肝切除後治療成績—再発危険因子および再発時治療からみた検討—

[演者] 田中 肖吾:1
[著者] 竹村 茂一:1, 新川 寛二:1, 西岡 孝芳:1, 木下 正彦:1, 濱野 玄弥:1, 伊藤 得路:1, 江田 将樹:1, 久保 正二:1
1:大阪市立大学肝胆膵外科

【背景】ミラノ基準内肝細胞癌(肝癌)に対する肝切除後再発は少なくない。【患者・方法】2001年~2012年にミラノ基準内肝癌に対し肝切除を施行した265例を対象に再発危険因子、再発形式および再発時治療について検討した。【結果】経過観察中156例(61%)に再発を認め、ミラノ基準内102例および外54例であった。血清IV型コラーゲン7Sドメイン(IV型コラーゲン)高値(7ng/mL以上)(リスク比1.82、p=0.001)、組織学的脈管侵襲陽性および組織学的多発が独立再発危険因子であった。IV型コラーゲン高値例で低値例に比較してミラノ基準外再発(p=0.06)の頻度が高い傾向であった。IV型コラーゲン高値例は低値例と比較して再発に対し再肝切除もしくは焼灼術を施行した頻度が低く(32% vs 52%、p=0.04)、再発後生存率も不良であった(p=0.005)。【まとめ】IV型コラーゲン高値はミラノ基準内肝癌の肝切除後独立再発危険因子で、再発後成績も不良であった。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版