演題

OP-170-6

新たなサルコペニア関連因子の肝細胞癌切除後アウトカムに与える影響

[演者] 濱口 雄平:1
[著者] 海道 利実:1, 奥村 晋也:1, 伊藤 孝司:2, 藤本 康弘:1, 小川 晃平:1, 森 章:1, Ahmed Hammad:1, 波多野 悦朗:1, 上本 伸二:1
1:京都大学肝胆膵・移植外科, 2:京都府立医科大学移植・一般外科

【背景】新たなサルコペニア関連因子として、筋肉内脂肪量を加味した筋肉の質が注目されている。【方法】対象は2005年4月から2013年9月までに当院で施行された肝細胞癌切除例427例。筋肉の質は、単純CTにて多裂筋IMAC(intramuscular adipose tissue content; 多裂筋のCT値/皮下脂肪のCT値)にて評価。検討項目は1)術前IMAC、PMIにて分類した2群における術後生存率および無再発生存率、2)肝切除後独立予後不良因子(多変量解析)。【結果】1)IMAC高値群では有意に生存率(P < 0.001)および無再発生存率(P = 0.001)が不良。2)IMAC高値は肝細胞癌切除後の生存(odds ratio, 5.727; P < 0.001)および再発(odds ratio, 1.740; P = 0.011)における独立予後不良因子。【結語】筋肉の質の低下は肝細胞癌切除後の予後不良因子であった。栄養療法およびリハビリテーションの介入による術前サルコペニアの改善が肝細胞癌切除後の予後改善につながる可能性が示唆された。
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