演題

OP-170-4

正常値alpha-fetoproteinとprothrombin induced by vitamin K absence-IIを示す肝細胞癌に対するprognostic nutrition indexの予後予測因子としての有用性

[演者] 森 昭三:1
[著者] 下田 貢:1, 白木 孝之:1, 礒 幸博:1, 加藤 正人:1, 窪田 敬一:1
1:獨協医科大学第二外科

【背景】 近年癌患者の栄養状態を評価するprognostic nutrition index (PNI) [10 × albumin (g/dl) + 0.005 × total lymphocyte count (/mm3)]と各種癌の予後との相関性が報告されているが、腫瘍マーカーが正常値を示す肝細胞癌に対しては検討されていない。【方法】 2000年から2012年に肝細胞癌に対して肝切除が施行された648例中、術前AFPとPIVKA-IIが共に正常値 (≦10 ng/ml, ≦40 mAU/ml)であった109例 (16.8%)を対象とし、全生存期間に対する単変量、多変量解析を行い予後因子の検討を行った【結果】 単変量ではChild-Pugh class B、アルブミン値 <3.5 g/dl、PNI <41、非解剖学的肝切除、BMI <20 ㎏/㎡が同定され、多変量ではPNI <41と非解剖学的肝切除が予後不良因子であった (P <0.001, P = 0.018)。【結論】 術前PNIは正常値AFPとPIVKA-IIを示す肝細胞癌に対する新たな予後予測因子として有用である可能性が示唆された。
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