演題

OP-170-3

肝細胞癌術後の早期、中期、晩期再発におけるリスクとなる腫瘍因子と背景肝因子の検討

[演者] 野本 周嗣:1
[著者] 園原 史則:1, 猪川 祥邦:1, 菱田 光洋:2, 神田 光郎:1, 杉本 博行:1, 藤井 努:1, 小池 聖彦:1, 藤原 道隆:1, 小寺 泰弘:1
1:名古屋大学消化器外科, 2:名鉄病院外科

【目的】肝細胞癌(HCC)には肝内転移IMと多中心性再発MOがあり,再発リスクを背景肝(N)因子と腫瘍(T)因子,時期を分類し解析.【方法と対象】HCC切除320例を対象. 再発中央値(15.2か月)まで早期E群(n=129),以後半数再発を中期M群(31.4か月まで,n=76),晩期L群(それ以降,n=115)に分類.各因子とその時期の無再発生存期間(RFS)の単,多変量解析施行.【結果と考察】再発185例(57.8%). E期のRFSの関連は多変量で,N因子ICGR15(≧17%)(p<0.01),T因子AFP高値(p<0.0001),低分化度(p<0.01),浸潤発育型(p=0.03),被膜形成あり(p<0.01),漿膜浸潤あり(P<0.01), 血管浸潤あり(p<0.01)が独立した因子,主に腫瘍悪性度が高いものに早期IM再発が多い.M期では独立因子なしIM,MOの混在が示唆.L期はN因子ICGR15(≧17%)(p=0.02)のみでMO再発が主.予後改善は再発巣のT因子が弱い時期に発見治療し次の早期再発を予防することが肝要.【結語】HCC再発リスク,時期はN因子とT因子で予測可能.
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